ニュージーランド南島の東海岸、オアマルとダニーデンの間にあるモエラキボルダー(Moeraki Boulders)は、まるで人工物のように丸い巨石が海辺に並ぶ不思議なスポットです。
直径は0.5〜2メートル、重さは最大20トン。およそ6500万年前に生まれ、長い年月をかけて現在の姿になりました。
この記事では、モエラキボルダーの成り立ちやマオリの伝説、行き方、そして絶景写真が撮れるベストタイミングまで詳しくご紹介します。
モエラキボルダーを見てきました。
モエラキボルダーはニュージーランド南島の東海岸、オアマルとダニーデンの間にあるコエコヘビーチ(Koekohe Beach)で見ることができます。

到着すると、無料の駐車場があり、カフェやお土産屋さんがありました。
思っていた以上に観光地化されていました。
カフェとお土産屋さんの間にビーチに降りる階段があります。
階段を降りて行りてビーチに着くと、、

丸い岩がありました!
綺麗にまんまるです。
直径1m以上ある大きな丸い岩です。
重さは20トンあるそうです。
- 位置:南島東海岸のコエコヘビーチ(Koekohe Beach)
- 形状:ほぼ完璧な球体
- 大きさ:直径0.5〜2m
- 重さ:約20トン
- 年代:約6500万年前に形成開始、最大のものは約500万年かけて成長

海の中にもたくさん転がっていました。
とても不思議な光景です。
さらに不思議なのが、この丸い岩は人工物ではなく自然にできたそうです。
不思議ですね。
干潮時と朝日が狙い目
干潮:巨石全体が見える
朝日:光に照らされ幻想的な写真が撮れる
満潮時は波が迫り、近づきにくくなることもあるので要注意

モエラキボルダーは「コンクリーション(concretion)」と呼ばれる地質現象によって誕生しました。
海底の泥岩の中で鉱物が核を中心に少しずつ固まり、何百万年もの時間をかけて巨大化。
その後、海岸浸食によって泥岩から露出し、現在のようにビーチに並ぶ姿となったそうです。
すごいですよね。
マオリの人々は、これらの巨石を「アライテウル号」の沈没で流れ着いたカゴやカボチャ、サツマイモが石化したものだと語ります。
海岸の岩礁は船の残骸、岬は船長の姿とされ、古くから神聖な場所として大切にされてきました。
そして、ビーチに落ちてきている丸い岩は年々沈んでいってしまっているそうです。
なので、丸い岩沈んでないうちにぜひ、行ってみてください!
NZの面白い光景を楽しむことができます。