おすすめのお土産!世界で最も輝く貝殻、Paua Shell(パウア貝)を徹底解説!【NZ183日目】

ニュージーランドのお土産屋さんに行って見ると綺麗な貝殻をよく見かけますよね。
めちゃくちゃきれいな貝殻なんです。

虹色に輝く殻は、まるでオパールのような美しさで、アクセサリーや装飾品に加工され、多くの旅行者を魅了しています。

調べてみると、実はニュージーランドの近海のみで生息するアワビ、Paua Shellの貝殻だそうです!
貝殻を研磨することによってこんなにもきれいな貝殻になるそうです。

世界でもっとも輝いていると言われており、ニュージーランドが誇る国の生産物です。
お土産にもぴったりですよね!

今回はこのPaua Shellについてまとめていきたいと思います。



世界で最も輝く貝殻!Paua Shellとは?

この青く輝くアワビの貝殻がよくお土産屋さんで見かけるPaua Shellです。

パウアはニュージーランド近海に生息するアワビの仲間です。

  • Haliotis iris(ブラックフット・パウア)
  • Haliotis australis(クイーン・パウア)
  • Haliotis virginea(バージン・パウア)
  • Haliotis pirimoana(マナワタウィパウア)

特に「ブラックパウア」が有名で、深い海に生息しています。
日本のアワビよりもカラフルで、殻の内側に広がる虹色の光沢が特徴です。

見る角度によって色が変わるのがすごく魅力的!

実は、海の中で生息している時はこのように輝いていません。
時間をかけて貝殻を磨くことによりこのような輝きが生まれるそうです。

すごいですよね!
この輝きは塗料か何かだと思っていたのですが違うみたいです。

磨かれたことによる輝きなので一つ一つ模様が異なります。
その質によって値段も変わってくるみたいですね!

マオリにとってのPaua Shell

ニュージーランドの先住民マオリにとって、Pāuaは**“taonga(宝物)”**のひとつ。
美味しい食材(kaimoana)であることに加え、彫刻作品や伝統装飾に欠かせない素材でした。

殻は装飾品や工芸品に使われ、マオリ彫刻の目の部分を飾る材料としても伝統的に利用されてきました。

19世紀にはヨーロッパからの入植者にも知られ、貝としての味よりも「その美しい殻」が高く評価され、装飾品として重宝されました。

そのため、この貝は「ニュージーランドの宝石」とも呼ばれています。

Paua Shellのお土産

この貝殻を使ったネックレスやピアス、キーホルダーなどたくさんの種類の加工品があります。
とても綺麗なのでお土産にピッタリです!

光の当たり方によって色が変わるのでとても魅力的です。

値段は小さなキーホルダーなら10ドル前後、シルバーと組み合わせた本格的なジュエリーになると100ドル以上するものもあります。

収穫していいの??

Paua Shellですが、一応収穫することができるそうです。
しかし、収穫には厳しいルールがあります。

Paua Shellの収穫ルール(NZ漁業省MPIの規定)

  1. 収穫できるサイズ
    • 一般的な黒パウア:殻の長さが 125mm以上(約12.5cm)であること
    • 黄色パウアは 80mm以上
  2. 1人あたりの制限
    • 1日10個まで
    • 所持できるのは最大20個まで(冷凍や保管含む)
  3. 道具の制限
    • ナイフなど鋭利な道具は禁止
    • 「パウアナイフ」と呼ばれる専用の平たいヘラ状の器具で取らないといけません
  4. 場所の制限
    • 一部の保護区(マリンリザーブなど)では完全禁止
    • たとえばオークランド周辺や観光地の一部では取れません

違反するとどうなる?

MPI(ニュージーランド第一次産業省)の監視員に見つかると、
数千ドルの罰金や裁判になることもあります。

実際に「小さいサイズのパウアを持っていた観光客が高額罰金を科された」というニュースもあります。

なので、基本的には採らないほうが安全です。

収穫したPaua Shellは日本に持って帰れるの?

これも旅行者がよく疑問に思うポイントです。

結論からいうと、**自分で取ったパウアや殻をそのまま日本へ持ち帰るのはほぼ不可能(禁止)**です。

持ち帰りに関する注意点
  1. ニュージーランド側の規制
    • パウアは資源保護対象なので、輸出には許可が必要です。
    • 観光客が「収穫して殻や身をそのまま持ち出す」のは違法。
  2. 日本の税関(動植物検疫)
    • アワビなどの二枚貝は病害リスクがあるため、生の貝・殻は原則持ち込み禁止です。
    • 申告せずに見つかると没収、場合によっては罰金。

つまり、海で拾った殻をスーツケースに入れて持ち帰るのは違法行為になる可能性大。
もし欲しい場合は、ニュージーランドのお土産屋さんや免税店で売られている加工済みの商品を買うのが安心です。

私も旅の途中でパウアのピアスやキーホルダーを購入しました。
正規の商品は輸出許可済みなので、日本に持ち帰っても問題ありません。

お土産としてもとても喜ばれました!

まとめ。

今回は世界で最も輝く貝殻、Paua Shellの貝殻についてまとめてみました。

ニュージーランドを象徴する美しい貝ですが、資源保護のために厳しく管理されています。
観光客は自分で収穫したり持ち帰ったりせず、**「見る」「食べる」「加工品を買う」**のがベストな楽しみ方です。

お土産はやっぱりマオリの石、Pounamuかなと思っていましたがPaua Shellも喜ばれるお土産です!

ぜひ、お土産に買ってみてください。



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