ニュージーランドでペンギンを見るときのマナーと注意点|ブルーペンギン&イエローアイドペンギン

ニュージーランド南島では、世界最小のブルーペンギン(Kororā)や、希少なイエローアイドペンギン(Hoiho)など、かわいい野生ペンギンを間近で見ることができます。

しかし、野生動物であるペンギンの生活や繁殖を守るためには、観察時のマナーが非常に重要です。

ここでは、観光客が守るべきルールや注意点をまとめました。



なぜ観察マナーが必要なの?

野生のペンギンは人間に慣れていません。

大きな声や強い光、接近はペンギンにとって大きなストレスになります。

特に巣に戻る親ペンギンや子育て中の個体は、人間の行動によって巣に戻れなくなったり、繁殖に支障が出たりすることがあります。

観察者がマナーを守ることで、ペンギンたちが安心して生活できる環境を保つことができ、観光客も自然体験を安全に楽しむことができます。

観察時の基本ルール

1. フラッシュ撮影・強いライトは禁止

ペンギンは暗闇で生活するため、フラッシュや白色ライトは目に大きな負担を与えます。

暗所撮影する場合は、高感度カメラや赤色ライトを使用するのが推奨です。

フラッシュ撮影をすると、ペンギンの目を傷つけたり巣に戻れなくなったりする危険があります。

2. 静かに観察する

大声や拍手、足音はペンギンを驚かせます。

特に子育て中の巣周辺では、わずかな騒音でも親ペンギンが巣に戻れなくなることがあります。

観察中は小声で会話し、静かに動くことが大切です。

3. 距離を保つ

かわいいからといって近づきすぎたり触ったりするのは厳禁です。

野生動物との接触は、ペンギンにストレスを与えたり怪我の原因になったりします。

最低でも2〜3メートル以上離れた位置から観察しましょう。

4. 通り道を妨げない

巣と海を行き来するペンギンの通路をふさがないようにしてください。

立ち止まったり座ったりせず、観察スポットや通路に従いましょう。

写真撮影のコツ

フラッシュや強いライトは禁止ですが、写真を撮りたい場合は以下の方法がおすすめです。

  • 高感度カメラや明るいレンズを使う
  • ズームや双眼鏡で距離を保ちながら撮影
  • 赤色ライトや暗所対応ライトを使用

観察の楽しみは、写真だけではなく「自分の目で自然なペンギンの行動を見る」ことにもあります。

有料施設の利用も安心

オアマルの Blue Penguin Colony やダニーデンの Penguin Place など、有料施設では安全に観察できる通路や座席が整備され、ガイドによる説明もあります。

チケット料金は保護活動に使われるため、観光を楽しみながらペンギンを守ることができます。

まとめ

ニュージーランドでペンギンを見るときは、以下のマナーを守ることが大切です。

  • フラッシュや強いライトは禁止
  • 静かに観察する
  • 距離を保つ
  • 通り道を妨げない

これらを守ることで、ブルーペンギンやイエローアイドペンギンの生態を尊重し、安全に観察できます。野生のペンギンを長く楽しむためにも、観察マナーを守って観光を楽しみましょう。



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