ニュージーランド南島の西側に広がるフィヨルドランド国立公園は、氷河によって削られた断崖絶壁や深い入り江が織りなすダイナミックな景観で有名です。
その中心にあるのが「Milford Sound(ミルフォード・サウンド)」
ニュージーランドにある世界遺産の1つです。
クルーズに乗ると、切り立った岩壁や幾筋もの滝、そして神秘的な霧が漂う幻想的な風景に出会えます。
私もその景色に圧倒されながら、「実はここですごく珍しいペンギンに会える」と聞き、一目見ようと探しました。
とても希少なフィヨルドランドペンギンに運よく出会うことができました。
時期がずれると出会えないペンギンなので出会えて超ラッキーでした・
今回はフィヨルドランドペンギンや出会える時期をまとめていきたいと思います。
フィヨルドランドペンギンとは。
フィヨルドランドペンギンとは南島のフィヨルドランド国立公園と南島の南にあるスチュアート島でしか生息していない希少なペンギンです。
2000羽〜3000羽ほどしか生息してないそうで絶滅危惧されています。
和名ではキマユペンギンと言います。
その名の通り、眉毛のような黄色い毛が特徴的です。
さらに、頬に白い毛のラインが何本かあります。
この白い毛のラインでフィヨルドランドペンギンか判別できるそうです。
体長は40〜50cmほどで、ブルーペンギンより少し大きい程度です。
フィヨルドランドペンギンは冬の7月〜11月に繁殖時期を迎えます。
18種類いるペンギンの中で冬に繁殖するペンギンはフィヨルドランドペンギンとエンペラーペンギンの2種だけです。
繁殖時期になると巣があるMilford Soundに戻ってくるそうです。
この巣に帰ってきた時がに見るチャンスです!
巣は天敵を避けて森の中や岩の裂け目の間に作るそうです。
なので、「森に住むペンギン」と呼ばれているそうです。
Milford Soundでフィヨルドランドペンギンに出会う
私がMilford Soundを訪れたのは冬の終わり。
冷たい風を受けながらクルーズ船で進んでいると、ガイドさんが「この辺りの岩の裂け目にフィヨルドランドペンギンがいることがあります」と教えてくれました。
フィヨルドランドペンギンが生息している場所があるみたいなので、クルーズ途中に探してもペンギンは見つかりません。
でも、アザラシやイルカなど様々な動物を見つけることができます。
目を凝らすと、岩の陰から黄色いラインの入った小さな姿がひょっこり登場!
その瞬間、船内の空気が一気に沸き立ちました。
私が見た時はゴロゴロと岩があるところにいました。
4羽〜5羽ぐらいいたかな。
ペタペタ歩いたり、岩場をジャンプしたりする姿はとても自然で、動物園とは全く違う迫力。数羽のペンギンたちが自由に動き回る姿に、寒さも忘れて見入ってしまいました。
ペンギン観察のポイント
もしMilford Soundでペンギンに会いたいなら、以下を意識するとチャンスが広がります。
- 時期:繁殖期(7〜11月)がベスト
- 時間帯:夕方に巣へ戻る姿が見られる可能性が高い
- 装備:双眼鏡・望遠レンズ、防寒着は必須(船上はとても冷える)
- 観察場所:クルーズ船から岩の裂け目や岸辺をよくチェック
出会える時期にクルーズ船に乗れば、出会えるスポットまで船で連れて行ってくれるので高確率で出会えると思います!
マナーと注意点
フィヨルドランドペンギンは絶滅危惧種であり、とてもデリケートな生き物です。観察の際は以下を必ず守りましょう。
- 大声を出さない
- フラッシュ撮影は禁止
- ライトで照らさない
- 距離をとり、巣や生活環境に近づかない
- 触ったり、餌をあげたりしない
まとめ。
今回はフィヨルドランドペンギンについてまとめてみました。
Milford Soundを観光中に出会うことができました!
可愛い姿を見ることができて嬉しかったです!
やっぱり、生息数が少ないので繁殖時期であってもフィヨルドランドペンギンに会えないこともあるそうです。
ぜひ、Milford Soundを観光する際はフィヨルドランドペンギンに会いに行ってください。