今回は江戸八森についてまとめたいと思います。
江戸八森とは江戸時代に神が宿る神社の森として崇敬された8つの森のことです。
いずれも東京なので森ではなくなっていることもありますが、神社は残っているみたいです。
江戸三森に5つの森を加えた8つが江戸八森と呼ばれています。
江戸八森の8つの森の神社を紹介していきたいと思います。
烏森神社(烏森)
烏森神社は新橋駅から歩いて3分ほどの場所にあります。
本殿がコンクリート造りをしている珍しいタイプです。
技芸上達や必勝祈願成就、商売繁盛、家内安全などに御利益があります。
烏森神社では色を決めて占うことができる心願色おみくじが有名です。
超大吉が出ることもあるそうです!
そして、烏森神社ではカラフルな御朱印をもらうことができます。
違うブログで紹介しているので読んでみてね!↓
柳森神社(柳森)
柳森神社は秋葉原駅から歩いて10分ほどの場所にあります。
こじんまりとした神社ですが、とても雰囲気の良い神社でした。
おたぬきさんの愛称で親しまれている神社で、境内にはたぬきの置物や像が置いてありました。
「たぬき」という言葉が「他を抜いている」ということから出世や勝負運、金運、商売繁盛、良縁にご利益があるとされています。
社務所はないですが、自身で押すタイプの御朱印が用意されていました。
椙森神社(椙森)
椙森神社は人形町駅、小伝馬町駅から5分ぐらいの場所にあります。
1000年前に田原藤太秀郷、将門の乱を鎮定の為、戦勝を祈願するために創建されたそうです。
境内には江戸時代に行われていた富くじをしのんだ石碑が建てられています。
なので、宝くじの祈願に訪れる参拝客が多いそうです。
さらに、椙森神社は日本橋七福神の1人である恵比寿神を祀っている神社でもあります。
初音森神社摂社(初音森)
初音森神社は馬喰町駅から歩いて5分ぐらいの場所にあります。
初音森ビルの2階部分に神社が作られていました。
森の面影は全くありませんでした。
社務所などはないものの、書き置きタイプの御朱印が置いてありました。
駒形諏訪神社(宮戸森)
駒形諏訪神社は浅草にある神社です。
江戸時代には宮戸森があった場所とされています。
今ではおすわさまの愛称で親しまれています。
こじんまりとした神社ですが、御朱印をいただくことができます。
藏前神社(桜森)
藏前神社は台東区蔵前から歩いていけます。
江戸時代には桜森があった場所とされています。
元禄6年(1693年)に江戸幕府第5代将軍である徳川綱吉公が京都の男山、石清水八幡宮を勧請したのが藏前神社の始まりです。
江戸時代にはここで大相撲が行われていたそうです。
雷電などの有名な力士が活躍したそうですね!
大相撲の聖地とも言える場所だそうです。
麻布氷川神社(鷺森)
麻布氷川神社は港区元麻布にある神社です。
江戸時代には鷺森があったとされています。
この神社は「美少女戦士セーラームーン」に出てくる火川神社のモデルとなっています。
セーラームーンを見たことある人なら見覚えがあるかもしれません。
そして、港七福神である毘沙門天も祀られている神社です。
嬉の森稲荷神社(嬉森)
嬉の森神社は台東区にある神社で浅草駅から歩いて行けます。
江戸時代には浅草三大池の1つに数えられた達磨池の近くにあった嬉森に祀られていたそうです。
舟が着くための目標になっていたとか。
嬉の森稲荷神社の御祭神は不明だそうです。
しかし、稲荷神社であるため稲荷神である宇迦之御魂神と倉稲魂命が御祭神だろうと思われています。
御朱印はありません。
まとめ。
今回は江戸八森についてまとめてみました。
江戸時代には神が宿る神社の森として崇敬された8つの森です。
しかし、いずれも東京なので森の面影は少なかったです。
神社名 | 御朱印 | 初穂料 |
烏森神社 | ○ | 500円or1000円 |
柳森神社 | ○ | 100円 |
椙森神社 | ○ | 500円 |
初音森神社 | ○ | 500円 |
駒形諏訪神社 | ○ | 500円 |
藏前神社 | ○ | 500円 |
麻布氷川神社 | ○ | 500円 |
嬉の森稲荷神社 | × |
ぜひ、巡ってみてください!
ちなみに、江戸八森ではなく江戸七森というのもあるそうなのでこちらも巡ってみてください。